2022年10月25日、アルファベットはグーグルの第3四半期の広告収入が第2四半期と比較して20億ドル(約2958億円)近く減少したと公表。Googleの広告収入が減少に転じているということです。(前年同期比ではプラス)

Googleの広告を利用する方が前、第二四半期と比べると減ったということだ。

アルファベットのルース・ポラット(Ruth Porat)最高財務責任者は決算説明会で、「第2四半期が非常に好調だった。一部の分野で広告費が減少した」ことが原因だと述べた。

これにより、引け後の時間外取引でアルファベットの株価は7.2%下落。

総売上高は690億9000万ドルと、アナリスト予想の705億8000万ドルを下回った。前年同期の651億2000万ドルからは増加した。純利益は139億1000万ドルで27%減益です。

そのうち、広告収入は544億8000万ドルと、前年同期の531億3000万ドルから増加したものの、アナリスト予想には届かなかった。

動画投稿サイト「ユーチューブ」の広告収入は70億7000万ドルで、前年同期の72億ドルから減少した。

Youtubeは明らかに減退しているということです。これは今後のYoutuberの収益にも影響を及ぼすかもしれません。

全体としては広告業界、インターネット広告は成長が鈍化しているということを裏付けているのかもしれません。

一方、クラウドコンピューティング事業は前年同期比38%増の68億6800万ドルとなっています。ただ、こちらはアマゾンドットコムやマイクロソフトからシェアを奪うための設備投資、人材の費用が大きく赤字。


このニュースの裏は欧米の景気後退が要因?

もしかしたら、単に欧米の景気後退が原因ということかもしれません。前年同期比ではプラスですので、必要以上に悲観視する必要はないかもしれませんが、Youtubeはかなりやばいかもしれません。

完全に成長が止まったのかもしれません。

景気が底をたたいて、上昇し始めると戻ってくるかもしれませんが、それまではYoutubeはきついでしょう。


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