Googleは11日、次世代の会話型AIサービス「Bard」で、画像対応や、コーディング機能、アプリの統合などの強化を発表しました。日本語と韓国語に11日から対応したほか、今後、多言語対応を順次強化していくと、開発者会議「Google I/O 2023」で発表しました。

で、利用してみました。

https://bard.google.com/

いつも、ChatGptを利用しているのですが、私が使った感じでは、質問に対する回答はBardの方が優れていると思ったのですが、Bardには、ChatGptのような回答に関するモード切替がないので、その点はChatGptの方が優れているのかもしれません。

Bardの大規模言語モデル(LLM)は現在の言語モデルで最新の「PaLM 2」に移行し、高度な数学や推論スキル、コーディング能力などを強化しております。この点は、ChatGptの言語モデルよりも優れている可能性は高いと考えています。また、180の国、100以上の言語にまたがる多言語テキストをより多く学習し、さまざまな言語で理解、生成、翻訳する能力が大幅に向上したということだ。

PaLM 2では、コーディングについて、公開されている大量のソースコードデータセットで事前学習され、PythonやJavaScriptなどのログラミング言語を得意とするほか、Prolog、Fortran、Verilogといった言語の特殊なコードも生成することができます。コーディングは事前学習もしており、精度が高いため、すでに英語圏では人気となっています。

そして、もう一ついいのが、生成された結果をエキスポートできるの非常に便利です。

まだ、対応ができていないのが画像ではあるが、今後対応するとアナウンスされているので期待できます。

また、画像の件とも関連するのですが、GoogleのBardとAdobeは提携をします。それにより、数カ月後には、アドビによる生成AIモデル「Adobe Firefly」をBardに統合し、アイデアを簡単に画像に変換し、Adobe Expressで編集したり、デザインに加えたりできるようになり、制作者には非常に便利になります。それ以外の外部パートナーとも提携をしていくでしょうから、非常に便利になるでしょう。

OpenAIのChatGptはマイクロソフトのOfficeとの連携を進めていくようなので、今後、ビジネスは多く変化し、シェア争いも起きるでしょう。

BingにおいてChatGPTと検索の融合


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