アクセス解析において、サーチコンソールを利用して、Google検索からのサイトへの動向をチェックする場合、そして、Googleアナリティクスを利用してサイト全体のアクセス動向を調べる場合があります。
その際に、最近の動向として注意すべき点は以下のとおりです。
- 商品スニペットの影響(サーチコンソールでチェック可能)
- 前年度の比較での生成AIの影響とネット広告の個人情報利用制限の影響でのアクセス減、コンバージョン減
- 他のメディアの動向(ネットニュース、TVでの取り上げなど)
- Google検索エンジンの検索アルゴリズムの動向(コアアップデート、スパムアップデートなど)
検索アルゴリズムの変更にも関連しますが、ネットショップの運営などの場合は、商品スニペットの影響が非常に大きく数字としてでます。少しの商品スニペットに関するアルゴリズムの変更で、サイトの全体の表示回数、アクセス数が大きく変更になります。そのため、表示回数が大きく変更になった場合は、サーチコンソールで、商品スニペットの影響を確認する必要があります。
2.ネット広告を利用し、アクセスを増やしているようなサイトにおいて、ここ数年、コンバージョンレート(CV)が徐々に下がってきているということがあります。それは、情報取得のための手段が、検索エンジンでの検索だけでなく、生成AI、Gemini、Chat GPTを利用することが増えたということがあります。
また、ネット広告で利用されてきた情報において個人情報利用の制限があります。
予想外のアクセス増といった場合に、3.他のメディアの動向があります。ネットニュースの影響やTV番組の影響で大きく、アクセスが増えることがあります。その場合、多くは数週間程度でもとに戻ってしまいます。
※アクセス解析でよく用いられるCVR(コンバージョンレート)であるが、これは生成AIの登場で変化がみられる。
生成AI経由のアクセスにおいては、CVRが低いという報告もあり、それを考慮する必要がある。
生成AIは技術や商品の調査に用いられることが多く、そこからのアクセスですぐに購入するとは限らず、のちにアマゾンなどのショッピングサイトで購入する事例も多い。